07. デザイン・ウィズ・ネイネチャー(Design with Nature)(1969年)

Ian L. McHargの代表作で世界に評価された名著。当時、レイチェル・カーソンが著書『沈黙の春』でDDTなどによる薬害を糾弾し社会的、政治的に問題化していたが、科学者としての限界から具体的な対応策についての言及はなされていない。後の米国・環境保護庁・初代長官のラッセル・トレインの要望により、具体的な対応策の検討が議論されたが、それがトレインに近かったMcHargが環境資源の適正な活用の観点からの具体的なプランニングの方策をエコロジカル・プランニングの方法論として確立する理由となった。