1980年代の作品で、制作のヒントになったのは当時話題となったローマクラブのリポート『成長の限界』。同様の趣旨を、植物の成長過程から自然と人の手で促進する手段の是非について、エコロジカルな視点から評価を行う経過を追った記録である。原案は某種苗会社によるblack Walnutを使い自然の状態と人の手の加わったcontrol群の内容を比較した研究。1つはBlack Walnut Control、2つ目はBlack Walnut Treated with a treatment methodで双方の成長過程を図化したもの。その過程からエコロジカルな手段の是非を検証した。