[北/N]North by Northwest, Yukihisa Isobe / 北北西に進路を取れ, 磯辺行久

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この北(N)の方角には、飛騨山脈(北アルプス)北部の後立山連峰にある鹿島槍ヶ岳や唐松岳、白馬岳を経て、親不知子不知海岸で日本海に面している。

鹿島槍ヶ岳(2,889m)、白馬岳(標高2,932 m)、唐松岳は(標高2,695.9m)は、フォッサマグナの西縁に位置し、隆起により形成された。連峰の東側斜面は日本海の北西からの季節風により大量の積雪があり、氷河による氷食作用により急峻な斜面が形成されている。日本では数少ない氷河が現存している。(他に、氷河が現存する山:乗鞍岳・剣岳立山など)

親不知・子不知は、飛騨山脈(北アルプス)から北に延びた山地が日本海によって侵食された断崖絶壁が連なる地域で、崖の高さは300~400m、長さ約15kmに及び、砂浜が狭く、古くから北陸道(越路)の交通の難所となっていた。