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14. 田中角栄『日本列島改造論』(1972年)

English version is available here.田中角栄の『日本列島改造論』の英訳版がアメリカでも刊行された。この時期、私が所属していたペンシルベニア大学のイアン・マクハーグ教室に1通の書状が届いた。その内容は列島改造の中心プランとなる山形県米沢のインダストリアル・パーク計画の実施にあたって、当時アメリカで一般化していた環境アセスメントの技術を導入したいとのこと。おそらく米国環...
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17. 脆弱な地域─東京、神奈川から福島までを含む(1998年)

English version is available here.このプロジェクトで最も注目されることは、当時極秘扱いであった新潟県の柏崎・刈羽原発、福島第二原発から東京近郊の貯電施設までの送電網のルートが国土地理院の5万分の1地形図に明記されたことである。当時の監督官庁はサボタージュを嫌って極秘扱いとしていたものの、アート展への一般の関心は低く、問題視されることはなかった。同じことが軽井沢・セ...
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21. 脆弱な地域─イル・ド・フランス(1997年)

English version is available here.1998年9月10日、パリに滞在中に仏紙Liberationに掲載された緊急記事「Sites de déchets radioactifs, et ça augmente」で放射性廃棄物(Déchets nucléaires)と非放射性廃棄物(Déchets non nucléaires)の貯蔵所の存在がスッパ抜かれ話題となった。...
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12. ペンシルバニア大学大学院修士論文「治療共同体の開発に関する実現可能性調査」(1970年)

English version is available here.当時の私の勤務先がニューヨーク州の麻薬依存矯正施設であり、そこからデータの提供を受け修士論文を執筆したことは他の学生とは異なっていた。当時においても麻薬禍の中心地はニューヨークであって、地方都市のフィラデルフィアでは深刻な問題ではないという認識が大学当局にはあったと思われ、修士論文のテーマにふさわしいか否か論議があったと聞いている...
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11. フェニックス・ハウス・サマーハプニング(1970年)

English version is available here.麻薬厚生プログラムとしてニューヨーク市が取り組んでいたフィニックス・ハウス・プログラムのための資金集めの企画の一つとして実施したイベント。企画、制作、運営、資金集めの渉外を担当。イベントの顛末をテーマとして執筆した報告書が後にペンシルバニア大学大学院の修士論文となった。この時期にドラッグ矯正プログラムに対する社会の関心は高かったも...
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10. 建築文化誌連載「明日のアメリカをひらくひとびと」(1970〜1974年)

English version is available here.『建築文化』誌(1970年8月号~1973年11月号)にインタヴュー企画「あすのアメリカををひらく人々」を執筆。当時のアメリカの最新建築事情を紹介し大きな反響があった。対象者はアメリカのProgressive Architecture誌のchief editorであったJim Burnes氏の推薦と紹介によるもので、建築デザイナー...
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09. アース・デイ(1971年)

English version is available here.トリニティカレッジ・スプリング・フェスティヴァル「エンヴァイラメンタルズ:人・美術・コミュニティ」(トリニティ大学オーステイン・アーツ・センター)で同大学美術学部教授のM・パパスとともにコ・ディレクターを務めた。現代彫刻の展覧会「環境の彫刻」のオープニング・レセプションのパフォーマンスとして、シャーロット・モーマン、ナム=ジュン・...
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08. オブジェクト・フォー・プリペアリングフード展(1973年)

English version is available here.Museum of Contemporary Crafts(現・Museum of Arts and Design)で開催されたObjects for Preparing Food展のために論文「The Evolution of Food Preparing Environments」を執筆した。Progressive Archi...
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06. アヴァンギャルド・フェスティバル(1969年)

English version is available here.実験音楽の発表の場として1963年にチェリストのシャーロット・モーマンによって設立され、後に電子音楽、ダンス、パフォーマンス、キネティックアート、ビデオアートなどを取り入れるようになった。フェスティバルでは、バックミンスター・フラーの有名なジオデシックドームの下でのパフォーマンスを含む様々なイベントが開催され、実験的で多分野にわた...
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03. ホール・アース・カタログ(1968年〜)

English version is available here.ホール・アース・カタログは1968年にスチュワート・ブランドが創刊した、自己充足と持続可能な生活をテーマとする雑誌。読者が生活をより良くするためのツールや情報を提供し、環境保護、DIY、農業、建築、技術、教育など、多岐にわたる分野をカバーしている。ブランドはカタログを「Access to Tools」と称し、商品や書籍の紹介とその...